02.通院2回め 詳細検査
へっくしゅん。nanashiです。
前回、血液検査のための血液採取をし、別院で鼻のレントゲンを撮りました。
今回は、その診断と治療方法の説明です。
- レントゲン診断
- 血液検査でのアレルギー診断
- ホコリアレルギーの詳細検査
- 減感作免疫療法の説明;皮下免疫療法と舌下免疫療法
レントゲン診断
レントゲンで鼻周りの空洞(副鼻腔=図の1と2)や、左右鼻を仕切る軟骨(鼻中隔=図の3)をみることで、花粉症以外の鼻炎疾患を鑑別できるようです。
自分の場合、副鼻腔の膿だまりなし=蓄膿はなし。
ただ、鼻中隔が結構左に曲がってるので、右の鼻が詰まったときに左での呼吸が細くなってしまう状態。いわく「半片側運転」とのこと。軽症なのでいま治療するほどではないそうです。
あと、「小学校上がる前頃から鼻炎繰り返してますね」とのこと。
図1部分の鼻横の空洞が、顔の外側のほうまで成長しきっていないので、そうだろうということらしいです。代わりに、図2部分の鼻の上の空洞が前後にかなり厚みがあるらしく、現状問題はないとのこと。
血液検査でのアレルギー診断
アレルギー反応が起きてるかどうか自体の検査項目がまずあります。
アレルギーですね。
次に、アレルゲンの検査結果です。全項目(10個ちょっとくらい)は聞き忘れましたが、主には以下の通り。
- スギ・ヒノキ:陽性!
- ブタクサ:陰性
- ホコリ:陰性
ただし!ホコリは前回、皮下注射では陽性でした。
お医者さんいわく、じつは血液検査でつかうホコリはアメリカ産で、皮下注射のホコリは日本産。
皮下注射でホコリが陽性でも、3割くらいの人は血液検査で陰性になるので、今回のホコリの血液検査はあてにならないとのこと。
ちなみに、日本産のホコリは、200くらいの一般家庭と契約して収集してるそうです。。
ホコリアレルギーの詳細検査
1回の血液検査だけだとホコリ中の何がアレルギー源がわからないので、さらに細かく検査をします。
もう一度、血液検査を別途やってもいいそうですが、金額が高いので注射で検査するとのこと。
というわけで注射をされたり、プリック針(痛くない)で刺されたところに液体を垂らされたりして、15分待ちます。
- 右下から上に、食塩水・カモガヤ・イグサ
- 左下から上に、犬の毛・猫の毛・カンジダカビ・(忘れた)・ダニ
結果、ダニだけ腫れて痒くなり、ダニアレルギーもあることが判明。
お医者さんいわく、子供の頃、犬や猫をペットとして飼っていると、犬の毛・猫の毛→それを食べるカンジダカビ→それを食べるダニ、という食物連鎖があるので、これらのアレルギーがいずれ出るんですよね、とのこと。
ちなみに、カンジダカビは、当日は大丈夫ですが翌日以降に腫れて痒くなります。これは、鼻炎とは関係ない反応だそうです。
ここまでの検査で、自分はスギ・ヒノキ・ダニアレルギー持ちだということがわかりました。
減感作免疫療法の説明;皮下免疫療法と舌下免疫療法
アレルギーを治す方法として、減感作免疫療法の説明をされます。
基本的には、薄いアレルゲンを定期的に体内に取り入れ、だんだん濃くしていくことでアレルギー反応を起こしにくいように免疫をコントロールする療法という説明です。ググって出てくる情報とそんなに変わりません。
アレルゲンの取り入れ方として、皮下注射と、舌下にエキスを入れる方法の2種類があり、今回の病院は両方えらべるとのこと。
皮下注射:まず5ヶ月前後、週1ペースで通院し注射。以降、2年後まで月1ペースで注射。注射後2時間は激しい運動非推奨。
舌下投与:2年間毎日、朝に舌下にアレルゲンエキスを入れて2分静止。5分間は飲み食い禁止。投与後2時間は激しい運動非推奨。 通院は月1ペース。
ともに、少しの間注射できなかったり、飲み忘れたりしても、体内のアレルゲン濃度をある程度以上に保つのが目的なので大きな影響はないとのこと。
効果は、皮下注射のほうが歴史があり可能性は少し高い。費用も、皮下注射のほうが安い(薬は同じものだが、舌下のほうが量が多いため)。
お医者さんいわく、毎朝2分じっとしてるのは思ったより大変だと思います、だそうです。
個人的には、舌下だと毎朝激しい運動非推奨なのが、不安要素です。朝急いだりしたら、(花粉症シーズン初日みたいに)頭痛や気分が悪くなるのは避けたいです。皮下は通うのがめんどくさいだけで、他はいいところしか無いですね。
どっちにするか、次回通院までに考えてきてくださいねと言われ、今回は終わりです。
次回、通院するまで考えることにします。